Premium Tank "Panther/M10"
Panther/M10はTier7のドイツ課金中戦車であり、5750ゴールドで販売されています。
ドイツ戦車であるにも関わらずアメリカ戦車の見た目をしているのは、この戦車がV号戦車パンターをTier5のアメリカ駆逐戦車のM10 Wolverineに偽装したものだからです。
無論ゲーム上偽装自体に、あまり効果はありません。
しかしながら通常のパンターとは性能と運用に結構な差異があるので、その点も含めてレビューします。

良いところ(長所)
・砲精度が良く、装填速度も早い。
発射速度(rpm) |
13.33 |
精度(m) |
0.35 |
照準時間(s) |
2.3 |
・通常のパンターと比べて車体旋回速度が32 d/s→38 d/s 砲塔旋回速度が30 d/s→38 d/sと大幅に改善している。
・空間装甲が追加されている。そのためパンターの大きな弱点であったエンジンと弾薬庫へダメージがとおりづらい。
・キューポラがなくなっている。(その分弱点がなくなっている)
・HP1300でTier7中戦車では通常のパンターと並んで一番高い。
・通信範囲は710mと広い。
・マッチング優遇がありTier8までとしか当たらない。
・ヒストリカルバトルのバルジの戦いで使用可能。
・相手プレイヤーの環境によっては、なんの戦車か判別がややこしい戦車であること。
悪いところ(短所)
・武装の7,5 cm KwK 42 L/70は通常のパンターの初期砲とほぼ同等の性能。
貫通力は150/194/38であり他国の中戦車と比べ別に低いわけではないが、平均攻撃力は135/135/175と弱い。
通常のパンターの7,5 cm KwK 45 L/100は平均攻撃力は同じだが、貫通力は198/244/38である。
・砲塔が通常のパンターにおける初期砲塔とほぼ同等の性能。
通常のパンターの後期砲塔の装甲厚が120/60/60なのに対し、Panther/M10の装甲厚は100/40/40
ただ後期砲塔よりも防盾が広いので単純に後期砲塔より弱いとも言えない。
・隠蔽率が低い。
WOTINFOからの隠蔽率のデータを表としてまとめた。
上が通常のパンターのもので、下がPanther/M10
camo level stationary |
9.15 |
camo level on the move |
6.84 |
camo level after shot |
2.26 |
camo level stationary |
9.23 |
camo level on the move |
6.90 |
camo level after shot |
2.28 |
中戦車にしてはかなり悪い数字だが、通常のパンターよりもPanther/M10のほうがマシではある。
視界範囲400mの敵からは、補正なしの場合は下の表の距離から発見される。
静止時 |
367.69m |
移動時 |
375.85m |
発砲時 |
392.02m |
・車体が大きいので、被弾しやすく身を隠しにくい。
・エンジン出力が不足気味。最高速度も通常のパンターより遅い。
・視認範囲が350mと狭い。後期砲塔装備の通常のパンターは380m。
ゲームプレイのヒント
通常のパンターは高い貫通と精度から狙撃に向いた性能だったが、Panther/M10は貫通力から、より中戦車らしく側面や背面に回りこむ動きが求められる。
通常のパンターと比べると小回りがきき、モジュールの故障も少ないので中戦車的な運用はずっとやりやすい。
しかし単発火力の低さにより敵に大きな脅威をあたえるのは残念ながら難しい。
特別に装甲が厚いわけではないが、マッチング優遇と高いHPのおかげでそれなりに粘り強く感じるだろう。
それと、視認範囲の狭さと隠蔽率の低さは常に意識すべきである。
ヘタをすると敵が見えない状態で一方的に撃たれるはめになる。
以上のように欠点は多いが、長く生き残って幅の広い味方の支援ができる中戦車である。
推奨する機器
・装填棒
装填時間が10%短縮され、時間帯火力が強化される。
・レンズ皮膜
視界範囲を10%向上するもので、狭い視界範囲を補える。
・改良型換気装置
乗員のスキルを+5%するものであり、全体的に能力が底上げされる。
・工具箱
パーツ修理速度を25%向上させる。取り外しも可能で財布にやさしい。
推奨する乗組員のスキル
・第六感
敵から自戦車が発見されたことがわかるスキル。隠蔽率の低さから思わぬところで発見されるためかなり有用。
・オフロード走行
機動力を向上させる。
・戦友
乗員の練度を向上させる。
Edited by yosuk, 05 May 2014 - 02:22 AM.